大王の道(1998MBC)MBC 1998年 出演 英祖 パク・グニョン 思悼世子 イ・ホ 恵慶宮 ホン・リナ 他 長男を妊娠していたときに一生懸命見ていたドラマだったので、1998年に放映されたものだったと思います。 確か裏番組に『秋の童話』だったような・・・(勝ち目ないわな、こりゃ) 朝鮮時代のルネッサンスを築いたと言われる英祖と、その息子思悼(サド)世子の有名なお話です。 この時代もやはり派閥争いがひどくて、それに巻き込まれた思悼世子は結局父に殺されてしまうのですが・・・ これがまたむごい。 英祖は思悼世子を米びつの中に1週間も閉じ込めて飢え死にさせてしまいます。 本当にかわいそうでした。 ドラマでは暑い夏の盛りに、身動き一つできない箱の中に閉じ込められ、水も与えられずに、最初は世子も「アバママ~!」と叫んでいるのですが、だんだん疲れ果てていく様子が忘れられません。 世子もこんな目にあう理由が納得いかないものだからなかなか死に切れず、 毎日生死を確認するために外から「コンコン」と叩くのだけれど、力なくそれに反応しては、「まだ生きてる!」ってびっくりされたり・・・ その思悼世子役にはこの人 チャングムでは中宗役でいつもおいしいものを食べさせてもらっていた イ・ホ氏 またまたチャングムではライバルのクンへ役のホン・リナさんがこの世子妃を演じていたのだけれど、とても可憐で綺麗でした。 ちょっと頼りない世子をいつも心配して支えていた姿がよかったです。 この世子妃 恵慶宮との間に産まれた子は思悼世子亡き後に皇太子となり、後の正祖となります。 王の力なき時代を盛り立てようとした英祖。 その夢かなわずに犠牲となった思悼世子。 理想と欲望が交差した朝鮮時代の悲しいお話です。 |